【第92期ヒューリック杯棋聖戦】藤井棋聖が初防衛 18歳の史上最年少九段
© 澤野 貴信 【第92期ヒューリック杯棋聖戦】藤井棋聖が初防衛 18歳の史上最年少九段

藤井 聡太(ふじい そうた、2002年〈平成14年〉7月19日 - )は、将棋棋士。 杉本昌隆八段門下。棋士番号は307。愛知県瀬戸市出身。名古屋大学教育学部附属高等学校中退

2016年に史上最年少(14歳2か月)で四段昇段(プロ入り)を果たすと、そのまま無敗で公式戦最多連勝記録(29連勝)を樹立した。その後、最年少一般棋戦

優勝・タイトル獲得など多くの記録を更新している。

 将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位=に渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=が挑戦するタイトル戦「第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第3局が3日午前9時から、静岡県沼津市の沼津御用邸で指され、後手番の藤井棋聖が勝って開幕3連勝とし、棋聖位の初防衛に成功した。棋聖と王位のタイトル2期を保持していた藤井棋聖は棋聖防衛で3期となり、規定で九段に昇段した。

 18歳11カ月での九段昇段は、渡辺三冠が持つ21歳7カ月の最年少記録を更新。また、初防衛についても、屋敷伸之九段(49)が平成3年の第57期棋聖戦で達成した19歳と7日の最年少記録を更新した。

 第3局は渡辺三冠が得意戦型の「矢倉」を目指したが、玉を固める前に藤井棋聖が攻め、渡辺三冠も強く反発し、攻め合いとなった。形勢は優劣不明のまま終盤に突入したが、一歩抜け出した藤井棋聖がそのまま押し切った。

 藤井棋聖は現在行われている王位戦七番勝負の防衛戦でも戦っており、25日開幕の叡王戦五番勝負にも挑戦者として登場する。

 一方の渡辺三冠は、前期に失った棋聖位の奪還に向け、リターンマッチを挑んだが、自身が経験した39回目のタイトル戦で、初のストレート負けを喫した。

【第92期ヒューリック杯棋聖戦】藤井棋聖が初防衛 18歳の史上最年少九段 (msn.com)