高中正義 50周年ライブで魅せた“二刀流”テク 武道館で伝えた半世紀分の感謝

40年前のライブ「虹伝説」を再現した高中正義=東京・日本武道館高中 正義(たかなか まさよし、出生名:劉 正義(りゅう まさよし)、1953年3月27日 - )は、東京都品川区大井出身のギタリストミュージシャン音楽プロデューサー作曲家である。

 日本を代表するギタリスト・高中正義(68)が20日、東京・日本武道館でデビュー50周年記念ライブ「虹伝説ファイナル」を行った。ロック史上に刻まれる名盤「虹伝説」をリリースした1981年に武道館で開催した公演を完全再現。当時と同様、7色に輝くアーチ型のセットの下で、円熟の音色を気持ち良さげに響かせた。

 「虹伝説」は元々、イタリア人作家の絵本で、虹を食べる7匹の小鬼ゴブリンを描いたファンタジー。高中がグアム島の友人宅を訪れた際、日本未発売だった同作に出会い、絵に合わせた曲を制作してコンセプトアルバムとして完成させた。絵本の日本語版も出版され、メディアミックスの先駆けとなった。

 40年ぶりによみがえったステージに、高中は黄色のツナギで登場。パーカッションの斉藤ノヴ(71)らバンドメンバーも、レインボーカラー1色ずつの色違いコーデで決めた。

 元プロレスラー・天龍源一郎(71)の入場テーマ曲でもあった「THUNDER STORM」などを、かつての曲順通りに演奏。1曲で2本のギターを弾き分ける“二刀流テク”でも、最大収容50%のファン6000人を魅了し、「おかげさまで50周年。こんなに長くできてるのは、皆さまが見に来てくれるおかげ」と、半世紀分の感謝を伝えていた。


高中正義 50周年ライブで魅せた“二刀流”テク 武道館で伝えた半世紀分の感謝 (msn.com)