トム・クルーズ(左)と織田裕二(東スポWeb)

「トップガン」続編の超ヒットで…思い出される織田裕二主演 32年前の “黒歴史” 映画

 先月27日に日米で同時公開された、トム・クルーズ(59)の代表作の続編「トップガン マーヴェリック」の興行収入の勢いがすさまじい。

 北米では前月27~29日で1億2400万ドル(約159億円)を叩き出し、トムの主演作としては史上最高のスタートを記録した。日本でも、土日2日間で観客動員52万5000人、興行収入8億2500万円のロケットスタート。公開初日から3日間の累計では、動員74万7000人、興収11億5800万円の大ヒットとなっている。

 「トムと同世代に近い映画ファンが客層の中心になっています。青春時代に夢中になった作品が、36年ぶりによみがえるわけですから、見たくもなりますよね。前作の続きのようなシーンに涙するファンも多く、大ヒットするのも当然でしょう」(映画ライター)

 そんな傑作映画となった「トップガンシリーズ」とは打って変わって、過去〝爆死〟したのが〝日本版トップガン〟として製作された織田裕二主演の「BEST GUY」(1990年公開)だ。航空自衛隊の全面協力の下、航空自衛隊千歳基地を舞台に、パイロットに与えられる最高の栄誉「BEST GUY」の座を賭けて、特別強化訓練に臨むパイロットたちの姿を描いているのだが…。

 「アクションシーンはかなりリアリティーがあり、『トップガン』をオマージュするようなシーンもいくつかありましたが、興行収入は振るいませんでした。自衛隊の実機は迫力があっても、ソ連の戦闘機が特撮だったので、観客はガッカリ。それ以来、織田にとってすっかり〝黒歴史〟になってしまいましたね」(芸能関係者)

 2022年のナンバーワンヒット作の呼び声も高い「トップガン マーヴェリック」だが、織田の胸中はいかに――。


「トップガン」続編の超ヒットで…思い出される織田裕二主演 32年前の “黒歴史” 映画 (msn.com)