西垣匠さん


西垣 匠(にしがき しょう、1999年5月26日 - )は、日本の俳優。石川県出身。東宝芸能所属。石川県立金沢桜丘高校から指定校推薦で慶應義塾大学法学部政治学科に入学2019年、大学2年の時のミスター慶應コンテストに友人の推薦で応募しグランプリになる。

 TBS系「日曜劇場」枠で4月25日にスタートした、阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」。今作は2005年に放送された人気学園ドラマの続編で、阿部さん演じる主人公の桜木健二が、経営破綻寸前の学園の再建に挑む姿を描く。

 劇中には、桜木と関わる不良生徒が登場。第1話では桜木を陥れようと動いたが、第2話では一転して桜木の“手下”となる姿が描かれ、視聴者の間で「不良コンビ可愛い」「憎めないキャラ」「良い味出してた」と注目を集めた。そんな不良生徒の一人・岩井を演じる西垣匠さんについて紹介する。

 ◇素顔は“ミスター慶應”の現役大学生 フェンシング日本代表の経歴も

 西垣さんは1999年5月26日生まれ。石川県出身の21歳で、慶應義塾大学に通う現役の学生だ。小学生の頃に始めたフェンシングではユース年代の日本代表まで上り詰めた経験を持ち、大学2年生のときに出場した2019年の「ミスター慶應」コンテストではグランプリを獲得。演技のレッスンを経て、昨年12月から、上白石萌音さん、萌歌さん姉妹や、浜辺美波さんらを擁する「東宝芸能」に所属し、今年に入って俳優活動をスタートさせた。

 今年1月に行った取材で、西垣さんは大学進学を機にフェンシングを辞め、将来「芸能界に入ること」を漠然と思い描くようになったと語っていた。そんな中、「ミスター慶應」コンテストでグランプリに輝き、「フェンシングのランキングでも、勉強でも、今まで自分の人生の中で『1番』になれたことって実はなくて。初めて『1位』になれて本当にうれしいなって思えた」という。

 「当時19歳で、芸能界に進むなら『最後のチャレンジの機会』とも思っていたし、友達の後押しもあって、コンテストに出場したら、グランプリをいただくことができて。『もしかしたら自分も出る側に、裏方じゃなくて表舞台に立つ方もできるんじゃないか』と自信がつきました」と明かしていた。

 自身の性格は負けず嫌いだといい、「フェンシングをやっていたときからそうなんですけど、その負けず嫌いが、いまだに抜けずにいて。本当に悔しいと思ったら、自分が納得いくまで突き詰めてやるタイプです」と自己分析。涙もろい「感動屋さん」の面もあるらしく、「映画とか歌とか、感動してすぐ泣いちゃいます。すごく泣き虫なので」と話していた。

 ◇今年1月に俳優デビュー 目標は…

 西垣さんは、今年1~2月にMBSで放送された連続ドラマ「夢中さ、きみに。」第5話ゲストとして、事務所に所属後、約1カ月で俳優デビュー。2~3月放送の同局の連続ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」にも続けて出演した。

 また、スタイルの良さを生かし、アパレルメーカー「マークスタイラー」のライフスタイルブランド「COTORICA.」のメンズモデルとしても活躍。「東宝芸能=女優」というイメージを良い意味で変える、“大型新人”として期待を集めている。

 憧れの俳優は岡田将生さんで、「王道もこなせる上に、三枚目といいますか。ちょっと嫌な人、だけどそこまで憎めないというキャラクターを演じる姿がすてきで、理想の俳優さんです」とリスペクト。

 「僕も三枚目というか、憎めないキャラをやってみたいですし、あとはサイコパスとかも。映画や本も、ジャンルで言うと『イヤミス』のような、バッドエンドのものが好きなので、そういう人間の暗部が描かれた作品に出てみたいです」と意欲を見せていた。

 今回の「ドラゴン桜」には、約1000人が参加したオーディションを勝ち抜き、出演をつかみ取った。自身3作目のドラマにして、視聴者から“熱視線”を集める「日曜劇場」で存在感を示す西垣さんの活躍に、今後も期待が高まる。

   ドラゴン桜:丸刈り不良生徒で話題 西垣匠は“ミスター慶應”の東宝芸能新人 (msn.com)